40代からの眉が決まらない本当の理由

メイク

メイクレッスンで眉のご相談を受けるとき。
実は「眉が描けていない人」よりも、「とても丁寧に描いている人」のほうが多いと感じます。

しかも、そのほとんどが「自分では失敗している自覚がない」状態。

「まだ足りない気がして、どんどん描き足してしまう」
「左右が揃っていない気がして、何度も修正してしまう」

でも実際に顔全体を見ると、足りないのではなく、やりすぎていることがほとんど。

この「感覚のズレ」こそが、眉がなんだか決まらない最大の原因になっています。

眉が不自然に見える人に共通する描き方

レッスンでよく見かける、不自然に見えやすい描き方は次の2つです。

・眉の”枠”がはっきり残っている
眉頭から眉尻まで、すべて同じ濃さで描かれている

どちらも「ちゃんと描こう」と真面目に向き合っている証拠。
でも、この描き方をすると眉が顔から浮いてしまい、いわゆる「描きました感」が強く出てしまいます。

眉は、線や図形ではなく、顔の中に溶け込んで初めて自然に見えるパーツなのです。

左右は「揃えすぎなくていい」

ここで誤解してほしくないのですが、「左右非対称でOK」という話ではありません。

人の顔は、もともと左右非対称です。

筋肉の動き方、骨のかたち、表情のクセ。
これらが左右で違うからこそ、眉山の高さを無理に同じにしようとすると、かえって表情が動いたときに不自然な違和感を生んでしまいます。

揃えるべきは「眉頭の位置」

眉頭の位置さえ大きくズレていなければ、「眉がキレイな人」に見えるんです。

眉の角度や眉山の高さは、多少違っても大丈夫。
むしろ、あなたの自然な表情の動きに任せたほうが、しっくりとなじみます。

描いたら「ぼかす」

丁寧に描いた眉が顔から浮いてしまうのを防ぐには、描いたあとのひと手間、「ぼかす」ことをセットにしてください。

眉尻はほどよくはっきり、眉頭は「影があるかな?」という程度にぼかしてグラデーションを作る。

これだけで、眉の印象は一気にやわらぎます。

このとき「撫でる」くらいの軽い力加減で十分。

眉を消そうとするのではなく、描いた線を肌になじませるイメージで行ってください。

最後に「腕一本分」離れて確認する

仕上げに必ずやってほしいのが、鏡から腕一本分、距離を置いて確認することです。

鏡に近づきすぎると、左右のわずかな差が気になり、ついつい描きすぎてしまいます。

でも「腕一本分の距離」こそが、他人から見られているリアルな距離

近くで見ると少し物足りないくらいで、ちょうどいい。
引いて見たときに「眉だけが浮いていないか」を確認する。

その客観的なバランスを、左右の正確さよりも優先してください。

「正解を作る」より「違和感を減らす」

眉メイクで迷う人ほど、「正しい形」を探そうとします。

でも、40代以降の眉メイクで大切なのは、正解を作ることより、違和感を増やさないことです。

  • 揃えすぎない
  • 描きすぎない
  • 確認しすぎない

少し力を抜くだけで、眉はちゃんと顔になじみます。

丁寧さはもう十分。
これ以上「足す」よりも、勇気を持って「引いて整える」ほうが、今のあなたの顔にはしっくりくることが多いのです。


ここまで読んでくださりありがとうございます。
鏡を見る時間が、少しでも心地よくなりますように。

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