「冬服に変えた途端、なんだか顔色が冴えない」その違和感の正体とは

パーソナルカラー


クローゼットの衣替えを終えて、冬服でふと鏡の前に立った時。
「あれ?なんだか顔がどんよりして見える?」
そんな経験、ありませんか?

メイクはいつもと同じはずなのに、顔だけが妙に重たく映る。
実はそれ、冬服特有の”色と質感”が原因かもしれません。

今日は、パーソナルカラー別に冬のファッションとメイクのバランスを整える、ちょっとしたコツをお伝えします。

冬服が「顔を暗く見せやすい」3つの理由

冬のワードローブには、ある共通点があります。
それが、顔色をくすませる3つの要因です。

1.黒、ネイビー、グレーなど濃色が主役になる

寒い季節になると、自然と手に取るのは深みのある色。
これらの濃色は光の反射が弱く、首から下に影を落としやすいため、顔全体がトーンダウンして見えることがあります。

2.ニットの”重み”が、メイクの軽やかさを打ち消す

ふっくらとしたニット素材は、光を吸収しやすい性質があります。
そのため、いつもの透明感あるベースメイクやチークが、服の質感に負けてしまうことも。
素材とメイクの質感がちぐはぐになると、全体のバランスが崩れやすくなります。

3.服とメイクの「色温度」がズレている

冬服は寒色系の深い色が中心。一方、メイクは明るさや透明感を重視する傾向があります。
この色温度の差が、なんとなくの違和感を生んでいるのです。

【イエベ・ブルベ別】冬服に合わせた”ちょい足し”調整法

冬は服の色が深くなり、光の反射が減る季節。
でも大丈夫。
新しいコスメを買い足さなくても、手持ちの使い方を少し変えるだけで、顔まわりが見違えます。

イエベ(春/秋)

よくある悩み

  • 黒やグレー、ネイビーを着ると血色感が消える
  • 顔全体がなんとなくくすんで見える

調整のポイント

リップ
血色を”ほんのり”取り戻すコーラル、サーモン、ベージュピンクなど、温かみのある色をチョイス。

チーク
薄く”横に広げる”ことで影を払うアプリコット系を、濃さではなく広さで調整するのがコツ。

アイシャドウ
明るいレイヤーで重さを中和。
ベージュや淡いオレンジをベースに広めに入れ、締め色には赤みブラウンを重ねると柔らかさが生まれます。 「色を変える」より「落ち着きすぎを和らげる」方向で。

ブルベ(夏/冬)

よくある悩み

  • 黒は似合うはずなのに、冬だけやけに落ち着いて見える
  • 淡いニットで顔に影が残り、ぼんやりする

調整のポイント

リップ
深みを少しプラス。
ローズ、プラム、青みレッドで、きちんと感を底上げ。

チーク
透明感を取り戻す色を選ぶ。
ラベンダーやくすみピンクで、影が出やすい季節こそ明るく仕上げる。

アイシャドウ
明るいベースカラー(ラベンダー、ピンク、ライトグレー)を広めに入れて影を軽く。
締め色は黒よりチャコールや赤みブラウンの方が、冬服と自然になじみます。

メイクだけじゃない。「配置」で顔を明るく見せる工夫

実は、メイクを変えるより先に試してほしいのが、服や小物の”配置”です。
ちょっとした工夫で、顔まわりの印象がぐっと軽くなります。

黒ニットの日には

ピアスやイヤリングで光を足す
シルバーやゴールドなど、光を反射する小粒アクセサリーを。
顔の縦ラインに光が入るだけで、表情が明るく見えます。

グレーのコートの日には

マフラーで”得意色”を首元に
イエベならベージュやコーラル、ブルベならラベンダーや明るい青み系を。
コートはそのままでも、マフラーだけで印象が整います。

ネイビーのカーディガンの日には

インナーに明るさを仕込む
白やライトグレー、ライトベージュなど、首元にほんの少し見えるだけで影が飛びます。
がらりと変えなくても、インナーで十分。

40〜50代が冬に”年齢が上がって見えやすい”4つの落とし穴

冬になると、少しだけ印象が落ち着いて見えることがあります。
それは決して「メイクが間違っている」わけではなく、季節との”バランス”が変わっただけ。
よくあるポイントを4つ挙げてみます。

  1. リップだけで全体を調整しようとする
  2. アイシャドウが薄すぎて冬服に負ける
  3. チークを入れず、影が強くなる
  4. 服が濃いのに、眉だけ夏のまま

どれも細かな点ですが、ここが冬の違和感の原因になりがちです。

今日からできる、たった3つの軽やか調整

メイクを大きく変える必要はありません。
ほんの少し”方向”を変えるだけで、服とのバランスが整います。

  1. 服が濃い日は、いつものリップより「ワントーン深い色」を
  2. チークは”薄く広く”で、自然に影を払う
  3. 眉の色を、冬仕様に少し落ち着かせる

どれも難しいテクニックは不要。
普段のメイクにそっと足せる程度の変化で十分です。

冬のおしゃれを、もっと軽やかに楽しむために

冬服は、色も素材も”重さ”が増える季節。
そのまま夏のメイクを続けると、少し印象が沈んで見えることがあります。

でも、色を大きく変える必要はありません。
イエベ・ブルベの特性に合わせて、ほんの少し方向を調整するだけで、肌の見え方も気分も変わります。

この冬の装いが、今のあなたにしっくりくるものになりますように。


ここまで読んでくださりありがとうございます。
鏡を見る時間が、少しでも心地よくなりますように。

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