“似合う”を組み合わせても、うまくいかない理由|診断結果を活かせない40代の服選び

"似合う"を組み合わせても、うまくいかない理由|診断結果を活かせない40代の服選び ファッション・スタイリング

「カラー診断を受けて、似合う色がわかった」
「骨格診断で、スタイルアップする形もわかった」

診断を受けた直後は、「これで長年の服選びの悩みから解放される」と期待したはずです。

それなのに、いざ結果通りに服を選んで着てみると、

「理論上は合っているはずなのに、なんか素敵じゃない」
「服だけが目立って、私の顔が負けている気がする」
「スタイルは良いのに、近寄りがたい印象になった」

そんな「正解を選んだはずなのに、しっくりこない違和感」を感じたことはありませんか?

実はこれ、真面目におしゃれを学ぼうとする人ほど陥りやすい状態。

色も形も間違っていない。
それなのに、トータルで見ると噛み合わない。

その理由はとてもシンプルです。

「似合う」を集めても素敵になれない理由

なぜ、診断結果通りにしてもうまくいかないのか。
それは、それぞれの診断が別々の役割を持っているからです。

例えるなら、ファッションは一つの「映画やドラマの制作」のようなもの。

あなた自身(顔タイプ): 主演女優
パーソナルカラー: 照明・美術(映える色を決める)
骨格診断: 衣装係(スタイルを良く見せる)

それぞれは、プロとして正しい仕事をしています。

診断結果はすべて正しい。
けれど、それをどう組み合わせるかという「脚本(全体設計)」がないと、主役であるあなたが引き立たなくなってしまうのです。

「線をつなぐ」ための黄金ルール

では、どうすれば色も形も正しいはずなのに起きてしまう“ちぐはぐ感”を防ぎ、すべての診断結果を「一本の線」として使いこなせるのでしょうか。

実は、とてもシンプルな考え方があります。
それは、診断結果に序列をつけることではなく、「考える順番」を決めることです。

ルールは、これだけ。

顔でテイスト(雰囲気)を決め、骨格で形を整え、カラーで肌映りを仕上げる

この順番で考えるだけで、今までバラバラだった点が、自然と一本の線につながっていきます。

よくある“ちぐはぐ”の例

Case① 色は合っているのに「若作り」に見える

【キャスティング(診断結果)】

  • 主演女優:落ち着いた大人の女性(顔タイプ:クール)
  • 照明係の主張:鮮やかな色が最高!(カラー:ウィンター)
  • 衣装係の主張:フリルや柔らかい素材でいこう!(骨格:ウェーブ)

このスタッフたちの言う通りに、「鮮やかなロイヤルブルー」の「フリルブラウス」を着たとします。

【結果】

鏡に映るのは、「お顔立ちは凛として知的なのに、服だけアイドルのように甘くて派手な人」。
色は肌をきれいに見せているし、形も華奢な体をカバーしています。

でも、主役(顔)の雰囲気と演出(服)が激しく喧嘩をしているため、他人からは「無理して若作りをしている人」に見えてしまうのです。


 【解決策】

  1. 【顔の印象を基準にする】
    主役は「クール」なので、甘いフリルは却下。シンプルで大人っぽいデザインにします。
  2. 【骨格で調整する】
    でも骨格ウェーブは「上半身が薄い」のが悩み。フリルを使わずにどうカバーするか?
    →「とろみのある素材」や「ボウタイブラウス」を選びます。これなら甘くなりすぎず、華奢な体をカバーできます。
  3. 【カラーで仕上げる】
    得意なロイヤルブルーを使って、クールな魅力を引き立てます。

結果

「フリル(骨格要素)」は捨てましたが、「とろみ素材(骨格要素)」は残しました。
これにより「お顔の雰囲気に合いながら、スタイルも良く見え、肌もきれいに見える」という、完璧な調和が生まれます。

Case② 形は合っているのに「地味」に見える

【キャスティング(診断結果)】

  • 主演女優:可愛らしい愛されキャラ(顔タイプ:キュート)
  • 衣装係の主張:シンプルイズベスト!Iラインでいこう(骨格:ストレート)

「骨格ストレートだから、装飾のないVネックとタイトスカートを着なきゃ」と、シンプルな服を選びました。

【結果】

鏡に映るのは、「制服を着た事務員さん」のような、よそよそしい姿。
スタイルは良く見えます。

でも、主演女優が持つ「可愛らしさ」や「親しみやすさ」が、あまりに実務的すぎる衣装によって消されてしまい、「なんだか物足りない、地味な人」という印象になってしまうのです。


【解決策】

  1. 【顔の印象を基準にする】
    主役は「キュート」なので、事務的なシンプルさは却下。どこかに「曲線」や「可愛らしさ」を入れます。
  2. 【骨格で調整する】
    でも骨格ストレートは「体に厚みがある」のが特徴。着膨れは避けたいところ。
    → 全体のシルエットはすっきりしたIラインを守りつつ、「袖だけふんわりしたデザイン」や「ドット柄」などを取り入れます。

結果】

「全身シンプル(骨格要素)」はやめましたが、「Iライン(骨格の最重要要素)」は守りました。
これにより「着痩せしつつも、お顔の可愛らしい雰囲気が引き立つ、好感度の高いスタイル」が完成します。

診断結果は「パズルのピース」にすぎない

「似合う服」は、診断結果をすべて忠実に守れば完成するものではありません。
「あちらを立てれば、こちらが立たず」という矛盾を、自分の雰囲気を中心に調整していく

そうしてはじめて、「私らしい一着」に辿り着きます。

正解のピースは、もうあなたの手の中にあります。
あとは、それをどう組み合わせるか。

そこに気づいた瞬間から、服選びはずっと楽になります。
まずは、あなたの手元にあるパズルのピースを、一緒に整理することから始めましょう。


ここまで読んでくださりありがとうございます。
鏡を見る時間が、少しでも心地よくなりますように。

まず読むべき

あなたの”似合う”を見つけるための基本ガイド。
パーソナルカラー・骨格・美顔バランス・顔タイプ——
それぞれの診断のしくみをまとめています。

パーソナルカラー診断のキホン
骨格診断のキホン
美顔バランス診断で分かる似合うメイク
顔タイプ診断とは?

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