指先の小さな痛みが、3年かけて日常生活に支障をきたすまでになりました。
診断名は「へバーデン結節」。
40代以降の女性に多い、指の関節の変形性疾患です。
最初は一過性のものだと思っていましたが、少しずつ痛みが増し、やがて診断を受けることに。
この記事では、私が経験した経緯と、医師から得た情報をまとめてみました。
最初に感じた小さな違和感
最初に指の違和感を覚えたのは、3年ほど前、2022年頃のことでした。
右手の小指を動かすと、なんとなく痛い気がしたのです。
「そのうち治るだろう」と軽く考え、一過性のものだと思って放置していました。
日によって気になる日もあれば気にならない日もあり、生活に大きな支障はなかったからです。
違和感から「おかしい」に変わるまで
ところが時間が経つにつれ、違和感はだんだん常態化されていきました。
「今日はなんだか痛いな」と思う日が続き、やがて「毎日痛い」と気づいたときには、すでに症状は進んでいて…。
2024年頃になると、小指が内側に曲がってきていることに気づきました。
「なにこれ???」と驚きつつも、引き続きそのまま放置。
でも少しずつ痛みは増し、気づけば日常動作がストレスに感じられるようにまでなってしまいました。
初めての受診
それから数ヶ月が経過した2025年3月、思い切って整形外科を受診しました。
そこで受けた診断が「へバーデン結節」。
右手の小指の第一関節が”変形している”と言われました。

そこで医師から「特効薬のような治療法はないけれど、痛みを和らげる助けになるかもしれない」と、大豆イソフラボンを主成分としたサプリ「エクエル」を勧められました。
へバーデン結節は女性ホルモンの減少が関わっている可能性があり、大豆イソフラボンがホルモン様作用で関節の炎症を抑える効果が期待できるのだそうです。
すぐに購入し、その日から真面目に服用を始めました。

へバーデン結節とは?
医師の説明によると、へバーデン結節とは指の第一関節に起こる変形性の関節症。
特に40代以降の女性に多く、50代〜60代で発症する方が目立つそうです。
ただし、若い女性や男性に起こる場合もあるとのこと。
原因はまだはっきり分かっていないそうです。
膝や股関節のように、体重がかかる場所なら理解できますが、指先の関節でも変形が起こるのが特徴だと説明を受けました。
初期症状としては関節の腫れ・痛み・こわばりなどがあり、進行すると痛みが増して、関節が大きく変形してくるそうです。
進み方には個人差があり、何年もかけて少しずつ進む人もいれば、短期間で一気に悪化する人もいるとのことでした。
また、指の変形と聞くと関節リウマチを想像する方もいるかもしれませんが、へバーデン結節はリウマチとは関係がないと説明を受けました。
念のため私もリウマチや痛風を疑い検査をしてもらいましたが、そうではありませんでした。
日常生活に影響した痛み
3月の受診から半年の間に、痛みは一気に強くなりました。
字を書くとき、ペンを持てば激痛。
パソコンで「P」のキーを押すたびにズキンと痛む。
日常生活のあらゆる場面で痛みが出るようになりました。
- 満員電車で人や鞄が指に当たるだけで鋭い痛みが走る
- シャンプーのとき髪に引っ掛かって引っ張られると激痛
- 顔を洗うとき、水をすくう形にすると痛い
- 包丁を握るときや、洗い物のときにも痛い
とにかく指を動かしたり、力を入れたり、何かに当たると出る強い痛み。
「小指なんてあまり使わない」と思っていたけれど、実際は生活のあらゆる動作に関わっていることを思い知らされました。
再受診と専門医の見解
あまりに痛みが続くので、9月に再び整形外科を受診したところ、「変形の進み方が早い」と指摘され、専門医を紹介されました。

総合病院での診断結果も同じ。
「自然に治ることはなく、基本は経過観察」とのことでした。
受けた説明は、
- 痛みが強い時期は無理をしない
- サプリや装具で症状を和らげる
- 定期的に医師の診察を受ける など。
ただ、新たに分かったこともあります。
今の強い痛みは、関節がまだ動いているから起こるのだそうです。
やがて進行が止まれば関節は動かなくなり、痛みも出なくなるとの説明を受けました。
「一生続くのか」と不安だった痛みが、いつかは落ち着くと知り、少し安心しました。
ただし、そのときには関節が動かなくなるわけで…。
安心と複雑さが入り混じった心境です。
現在の対策
医師からは「どうしても痛みが耐えられなければ関節を固定する手術もある」と言われました。
けれども今は、できる範囲で生活を工夫しながら様子を見ています。

テーピングの代わりになるリングを紹介され、1ヵ月間借りてみました。
布やマジックテープ状ではないので、濡れてもサッと外してふけることや、サイズが自由に変えられること、シルバーでちょっとアクセサリーっぽくなるかなと思って、その後自分で購入しました。

付ける位置が指の第一関節の部分なので、やはりアクセサリーには見えずらいですが 笑
どこかに当たった時の衝撃から守ってくれるという意味では、つけているとちょっと安心です。
※これで変形の進行が止まったり固定されたりすることはないそうで、あくまでも痛みから守るためのもの、です。
ちなみに。
エクエルの服用は6か月間続けたのですが、私が期待していた”痛みの緩和”には、残念ながら効果が見られませんでした。
医師に聞いてみたところ、効果が得られる人なら2、3カ月で変化が現れるそうで、そうでなかったのであればこの先も期待できないかも、と言われたので服用を終了しました。
※効き目にも個人差があるとのことでした。
小さな違和感を大切に
こうして振り返ってみると、最初の小さな違和感を軽く見てしまったことが、今の状況につながったのかもしれません。
早い段階で受診していたら、もっと気を付けることが出来たかなぁと思ってみたり…。
へバーデン結節は命に関わる病気ではありませんが、手を使うたびに痛みが走り、生活の質に影響を与えます。
同じように「指先がちょっとおかしい」と感じている方がいたら、早めに受診してみてください。
体験は人それぞれですが、私の記録がどなたかの安心や参考になれば幸いです。
元に戻ることは無いとのことなので、痛みが落ち着くまで付き合い方を工夫していこうと思っています。
※ここで書いた内容はあくまで私自身の体験談です。
症状の出方は人によって異なりますので、気になる場合は医師に相談されることをおすすめします。

