骨格ストレートの着痩せして見える服選び|40代50代の服選びポイント

骨格ストレートの着痩せして見える服選び|40代50代の服選びポイント 骨格診断

骨格診断には「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプがあります。
その中でも「厚みと上重心」が特徴のストレートタイプは、体に立体感があり、シンプルな服が似合う一方で、選び方を間違えると着ぶくれして見えやすいのが悩みどころ。

今回は、「ストレートタイプ」の特徴と、40代50代の女性が日常に取り入れやすい工夫を詳しくご紹介します。

ストレートタイプとは?

まずは、自分がストレートタイプに当てはまるのかを確認しましょう。

特徴を把握することで、「なぜこの服は似合うのか/似合わないのか」が理解しやすくなります。
以下の特徴に多く当てはまれば、あなたはストレートタイプかもしれません。

体の厚みがあるため「実際の体重より重く見られる」「太って見える」と感じやすいのも、このタイプならではの特徴です。

ストレートタイプが着痩せする鍵:厚みと重心を整える

ストレートタイプの体型は、体に厚みがあり、上半身に重心があることが最大の特徴です。この立体感が若いうちは健康的で魅力的に映りますが、40代、50代になると、服の選び方次第で厚みや重心が強調されやすく、「太って見える」「なんだか垢抜けない」と感じる原因になってしまいます。

この体型で着痩せを叶えるために最も大切なのは、この「厚みを調整し、重心を整えて見せる」ことです。

私が気づいたストレートタイプの真実

私自身、診断を受けて自分がストレートタイプだと知り、上半身のがっちり感や、お腹まわりがふくよかに見えやすいことが「太って見える原因」だと気づきました。正直なところ、今でもついマイナスポイントには目がいきがちです。

しかし、この体型で唯一気に入っているのが、肘から下や膝から下です。人目につきやすい部分が意外と細いため、「見えない二の腕や太ももまで細いのでは?」と錯覚されやすいのです。これは「見えない部分を補完する目の錯覚」のおかげで、結果的に全体がすっきりして見える瞬間もあるのだと思います。

また、ストレートタイプと言われる女優さんたちがリッチ・ゴージャス・華やかと評されるのを見ると、その厚みや上重心こそが魅力につながっていることを実感できます。

なぜ着ぶくれしやすいのか?

ストレートタイプが服選びで失敗すると、実際より太って見えてしまう主な理由は、この「厚みと上重心」が服に強調されてしまうためです。

柔らかすぎる素材は肉感を拾う
身体にボリュームがあるため、ドレープ性のある柔らかすぎる素材や薄すぎる素材を選ぶと、かえって肉感を拾ってしまい、厚みが目立ちやすくなります。ハリのある上質な素材で身体の厚みを整え、すっきりと見せるのが鉄則です。

上半身と下半身のバランスが崩れる
元々上半身に重心があるため、下半身に過度なボリューム(フレアスカート、ワイドパンツ、大きな柄など)を足すと、全体がアンバランスに見え、着ぶくれにつながります。上下どちらかにボリュームを持たせるなら、シンプルなIラインやストレートシルエットで重心を下げて見せる工夫が必要です。

首元が詰まると窮屈に見える
首が短めに見えやすい傾向があるため、ハイネックやクルーネックなど首元が詰まったデザインは、上半身の厚みをさらに強調し、窮屈な印象を与えてしまいます。VネックやUネックなど、首元に適度な抜け感を作ることで、縦のラインを強調し、すっきりと着痩せして見えます。

服の素材やデザインが体に合っていないと、実際より太って見えてしまうのはこのためです。逆に特徴を理解して選べば、自然にすっきりとしたシルエットをつくり、ご自身の魅力を最大限に引き出すことができます。

厚みと重心を整える服選びの工夫

ストレートタイプは「厚みを調整してすっきり見せる」ことが着痩せの大前提です。ここを意識するだけで、コーディネートが驚くほど変わります。

  • 直線的なラインを選ぶ
    Iラインシルエットのワンピースやセンタープレス入りのパンツは、体の厚みをすっきり整理して見せてくれます。
  • 適度にハリのある素材を選ぶ
    コットンブロード、ウール、レザーなど形を保つ素材は、厚みを受け止めつつ体をシャープに見せてくれます。
  • 重心を下げすぎない
    ローウエストやだぶっとしたパンツは重心を崩してしまうため、自然な位置でウエストを見せることが大切です。

「厚みを隠す」のではなく「厚みを調整して見せる」。これがストレートタイプの服選びの基本姿勢です。

レザーは表皮が得意

季節ごとに変わるストレートタイプの注意点

ストレートタイプは季節ごとの服選びでも特徴が出やすいタイプです。季節のアイテムはトレンド感を出しやすい反面、体型を大きく見せてしまうリスクもあるため、注意して選ぶことが大切です。

  • 春夏:薄手の素材に注意
    薄手の柔らか素材は体の厚みを拾いやすい。Tシャツは厚手生地でシンプルに、適度にハリのあるシャツ素材やストレートシルエットのパンツを選ぶと安心です。
  • 秋冬:重ね着に注意
    厚手のニットを重ねすぎると着ぶくれの原因に。ウールコートやジャケットのような直線的でハリのあるアイテムでまとめるとすっきりします。
  • 季節小物の選び方
    ストールやマフラーは大判すぎると上半身の厚みを強調します。薄手で長さのあるものを縦に流すと、全体のバランスが整います。縦ラインを強調するコートやストールで調整。

季節感を出しながらも、厚みと重心を意識して調整することで、ストレートタイプならではの上品さが際立ちます。

アクセサリーや小物で厚みを調整する

服だけでなく、小物選びでもストレートタイプの魅力は大きく変わります。特にアクセサリーやバッグは体型との相性が出やすい部分。選び方ひとつで「バランスが良い」と感じられる装いに仕上がります。

  • アクセサリー
    大ぶりで直線的なデザインが映えます。華奢すぎるものは体に負けやすいので注意。
  • バッグ
    しっかりとした構造のある四角いバッグが得意。ソフトすぎるバッグだと全体がぼやけてしまいます。

  • シャープなパンプスやストレートラインのブーツは脚を長く見せてくれます。丸みの強い靴より直線的なフォルムを意識すると◎。

小物は「厚みを引き締めて見せる道具」と考えると選びやすくなります。

スタッドタイプなら曲線デザインでも大丈夫(左)

気をつけたい落とし穴

ストレートタイプの方がやりがちな失敗は「体型を隠そうとしすぎる」ことです。隠すために選んだ服が、かえって厚みを強調し、実際以上に大きく見せてしまうことがあります。

・オーバーサイズで厚みが強調される
・柔らかい素材で丸みを拾ってしまう
・詰まった襟ぐりで上半身が大きく見える

大切なのは「隠す」のではなく「整えて見せる」という意識。体の特徴を理解すれば、むしろ魅力を引き立てるスタイリングができるようになります。

骨格診断は縛りではなく“味方”

骨格診断のセオリーを知ると、「正解通りに着なければ」と窮屈に感じる方もいます。しかし診断はルールではなくヒント。似合わない理由を理解することで、自分らしい工夫ができるようになるのです。

診断結果は制限ではなく選択肢を増やすもの。無理なく取り入れることで、毎日の服選びがラクになり、ファッションを楽しめる幅が広がります。骨格診断はあなたを縛るものではなく、味方になってくれる存在です。

厚みと重心を理解すれば服選びはもっとラクに

ストレートタイプの核は「厚みと上重心」。この特徴を理解することで、「太って見える」原因を避けながら、自分の体をすっきりと見せる服選びができるようになります。

40代50代は体の特徴がより表れやすくなる時期。だからこそ「年齢に合う服」ではなく「自分の骨格に合う服」を基準にすることが、おしゃれを楽しむ大きなカギになります。

隠すのではなく、整えて魅せる。骨格診断はあなたをラクにし、ファッションをもっと自由にしてくれるツールです。クローゼットを開けるとき、「今日は何を着よう?」ではなく「今日はこの服を楽しもう」と思える毎日へ――骨格診断はその一歩を後押ししてくれます。

骨格診断にはストレート・ウェーブ・ナチュラルの3タイプがあります。他のタイプの記事はこちらからご覧いただけます。

→ [ウェーブタイプの着こなしポイントはこちら]

→ [ナチュラルタイプの着こなしポイントはこちら]

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