大人世代の印象が変わる!疲れて見えない色選び

大人世代の印象が変わる!疲れて見えない色選び パーソナルカラー

「黒やベージュは無難だから安心」――そう思ってとりあえず選んでいませんか?
ところが、安心して選んだその色が、気づかないうちに疲れた印象をつくってしまうことがあります。

「年齢のせいかな」と思ってしまいがちですが、実は違いを生むのは色の選び方。
ほんの少しトーンを変えるだけで、表情がパッと明るく見えることもあるんです。

そのヒントになるのが、パーソナルカラー。
この記事では、疲れて見えやすい色の特徴と、大人の肌を引き立てる「あか抜けカラー」の選び方を、タイプ別にわかりやすくご紹介します。

疲れて見える色の特徴、それは「無難」の中に潜んでいる

私たちがつい「無難だから大丈夫」と思って選んでしまう色。
でも実は、その安心感の中にこそ、疲れて見えるリスクが潜んでいます。

特に大人世代の肌は若い頃に比べて透明感が減り、色の影響を受けやすくなります。
だからこそ「合わせやすいから」「誰でも似合うはず」という理由だけで選んでしまうと、かえって表情が沈んで見えてしまうことがあるのです。

グレーがかった色・くすんだ色

ベージュやグレーなど落ち着いた色は安心感があり、大人っぽい雰囲気を演出できます。
ただし、彩度が低すぎると肌の明るさを奪い、シワやくすみを強調してしまうことがあります
特に顔まわりにくると、肌がどんよりして見えやすいので注意が必要です。

コントラストが強すぎる色(真っ黒・真っ白)

黒や白は「定番のベーシックカラー」として人気ですが、40代以降の柔らかな肌質とはミスマッチになることも。
黒は顔に影を作りやすく、目の下のクマやほうれい線を目立たせてしまうことがあります。
一方、真っ白は肌の赤みやシミを強調しやすく、必要以上にコントラストが強く出てしまうことがあります。

「無難だから安心」と思って選んだ色が、必ずしも自分を守ってくれるとは限らないのです。
むしろ、肌の色や質感によっては表情を沈ませてしまうこともあるので無難カラー=万能ではないと覚えておくことが大切です。

「無難カラー」でも過信は禁物

そのために必要なのは「避ける」ことではなく、「自分に合う無難カラーを見つける」こと
同じベージュでも黄みが強いのか、グレー寄りなのかで印象はまったく違います。
過信しすぎず、ちょっと色合いを見極めるだけで、いつもの無難カラーがぐっと味方になってくれるんです。

顔色をパッと明るく見せる「あか抜けカラー」の特徴

大人になると、どうしても肌のくすみや血色のなさが気になりやすいもの。
「疲れて見えるのは仕方がない」と感じてしまう方も多いですが、実は色の力を味方にすれば、印象は驚くほど変わります。

特に顔まわりに似合う色を取り入れると、まるでライトを当てたように肌が明るく見え、表情まで生き生きとして見えるんです。

澄んだ明るい色で透明感アップ(ライトブルー、ラベンダーなど)

透明感を引き出し、爽やかで軽やかな印象に。
トップスやシャツ、カーディガンなどで取り入れると、顔全体がパッと明るく見えます。
暗めの色のコートを羽織るときは、インナーにこの色を仕込むだけでも効果的です。

血色をプラスするカラーで若々しく(コーラルピンク、サーモンピンクなど)

チークやリップのように肌に血色感を与え、健康的で若々しい印象に。
ニットやブラウスはもちろん、小物で取り入れるのもおすすめ。
ストールやスカーフを首元に添えると、まるで自然なチークをのせたように顔色が明るくなります。

柔らかく上品に見せるニュアンスカラー(ソフトベージュ、ライトグレーなど)

ベーシックカラーの安心感を残しつつ、くすみを飛ばして肌を優しく見せてくれる。
黒の代わりにライトグレーのパンツを選んだり、ソフトベージュのジャケットを羽織ったりするだけで、全体が柔らかく上品にまとまります。バッグやシューズに取り入れても自然です。

顔まわりから始める印象アップ

年齢を重ねても、「あか抜けカラー」を少し足すだけで、肌悩みを自然にカバーしながら若々しい印象をつくることができます。
トップス・ストール・アクセサリー・バッグなど顔まわりに近いアイテムから取り入れるのが、最も簡単で効果的な方法です。

「明るさ」「血色」「柔らかさ」――この3つの効果を意識して色を選ぶことが、大人世代のおしゃれをぐっと楽しくする秘訣です。

【パーソナルカラー別】疲れて見える色vsあか抜けカラー

あなたのパーソナルカラーを知ることで、どんな色があなたを輝かせてくれるのかが明確になります。
同じベージュやピンクでも、人によって「疲れて見える色」になることもあれば、「あか抜けカラー」になることもあります。
ここでは4つのシーズンタイプごとに、避けたい色とおすすめの色を整理しながら、今日からすぐに役立つヒントをお伝えします。

スプリング(イエベ春)さん

春の人は黄みがあり、明るく、鮮やかで、澄んだ色が似合います。まるで春の花畑のように、活発でキュートな印象の方が多いです。

× 苦手な色
「暗く濁った色」や「青みが強すぎる色」が苦手です。
例:マットなカーキ、濁ったベージュ、ネイビー、グレーなど
これらの色は、イエベ春さんの持つフレッシュな雰囲気を打ち消し、顔色をくすんで見せてしまうことがあります。

◎ 垢抜けカラー
「黄みがかった明るく澄んだ色」が垢抜けカラーです。
例:コーラルピンク、アプリコット、クリームベージュなど
顔まわりに持ってくると、血色がアップし、生き生きとした表情を演出してくれます。

スプリングさんの苦手な色とあか抜け色

※ご利用の環境により、色味が異なって見えることがあります。

サマー(ブルベ夏)さん

夏の人は青みがあり、明るく、穏やかで、柔らかな色が似合います。梅雨の紫陽花のように、上品でエレガントな印象の方が多いです。

× 苦手な色
「黄みが強すぎる色」や「鮮やかすぎるビビッドカラー」が苦手です。
例:黄みの強いベージュ、オレンジ系、真っ赤な色など
これらの色は、ブルベ夏さんの柔らかな肌になじまず、肌の黄ぐすみを強調して、全体がちぐはぐな印象になってしまいます。

◎ 垢抜けカラー
「青みがかった、明るく穏やかな色」が垢抜けカラーです。
例:ラベンダー、スカイブルー、ローズピンクなど
顔に透明感を与え、涼やかで上品な雰囲気を引き出してくれます。

サマーさんの苦手な色とあか抜け色
※ご利用の環境により、色味が異なって見えることがあります。

オータム(イエベ秋)さん

秋の人は黄みがあり、暗く、穏やかで、重厚感のある色が似合います。紅葉のように温かみがあり、シックで大人っぽい印象の方が多いです。

× 苦手な色
「青みが強すぎる色」や「明るいパステルカラー」が苦手です。
例:青みの強い白、鮮やかすぎるビビッドカラー、パステルピンクなど
これらの色は、イエベ秋さんのゴージャスな雰囲気を打ち消し、顔色が悪く見えたり、顔がぼやけて見えたりすることがあります。

◎ 垢抜けカラー
「黄みがかった、深く穏やかな色」が垢抜けカラーです。
例:テラコッタ、モカブラウン、オリーブグリーンなど
顔まわりに持ってくると、シックで落ち着いた魅力を最大限に引き出してくれます。

オータムさんの苦手な色とあか抜け色
※ご利用の環境により、色味が異なって見えることがあります。

ウィンター(ブルベ冬)さん

冬の人は青みがあり、暗く、鮮やかで、澄んだ色が似合います。都会の夜景のように、クールで洗練された印象の方が多いです。

× 苦手な色
「黄みがかった色」や「くすんだ中間色」が苦手です。
例:くすんだベージュ、サーモンピンク、中途半端なパステルなど
これらの色は、ブルベ冬さんの持つクールな魅力をぼやけさせ、顔色が悪く見えてしまうことがあります。

◎ 垢抜けカラー
「青みがかった、鮮やかで、コントラストがはっきりした色」が垢抜けカラーです。
例:ピュアホワイト、ネイビー、ボルドーなど
顔の輪郭がすっきり見え、肌の透明感を引き立ててくれます。モノトーンコーデが様になるのはブルベ冬さんならではの特権です。

ウインターさんの苦手な色とあか抜け色
※ご利用の環境により、色味が異なって見えることがあります。

黒を着ても疲れて見えないために私がしたこと

工夫なしの黒は疲れ顔に見えた体験

実は私自身も、以前は「無難に黒を着ておけば間違いない」と思っていました。
黒は今でも好きでよく着るのですが、当時は何の工夫もしていなかったせいか、鏡に映る自分の顔が沈んで見えて「私ってこんなに疲れてる?」とショックを受けたことがあったんです。

パーソナルカラーを学んで、「苦手な色を着るときでも、似合う色をプラスすればいい」という考え方を知りました。
それ以来、顔まわりに得意な色を取り入れるように。
スカーフやネックレスなどを足すだけで、表情が驚くほど明るくなるのを実感しました。

イヤーカフで耳元も華やかに

特に印象的だったのが、耳元のアクセサリー。
私は穴を開けるのが怖くてピアスが出来ず、イヤリングは留め具の部分が見えるのが嫌で避けていて、耳はずっとノーマークでした。けれど、耳たぶに挟むだけで使えるイヤーカフに出会い、初めて耳にもアクセサリーを取り入れるようにしたんです。

ちなみに私はブルベなのでシルバーを選択。
すると、それだけで顔まわりが一気に華やぎ、「黒が好き」な自分も楽しみながら、軽やかな印象を作れるようになりました。

この経験から、パーソナルカラーは「これは着ちゃダメ!」と制限するものではなく、好きな色を諦めずに、もっと素敵に見せるためのヒントだと実感しています。
色の持つ力は想像以上。ちょっとした工夫で、おしゃれも気持ちもぐっと変わるんだと、今でも日々感じています。

色を味方につけて印象アップ

色を味方につけて印象アップ。
「疲れて見えるか」「明るく見えるか」を決めるのは、年齢ではなく色の選び方。
無難な色に頼り切るのではなく、パーソナルカラーを参考にすれば、装いも気持ちも変わっていきます。

まずは、顔まわりに一色取り入れてみてください。
小さな一歩が、明日のあなたをもっと若々しく、もっと素敵に見せてくれます。

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